第78回 臼井先生の五戒を日々の暮らしの中で
レイキを学んだ方なら
一度は
「五戒」という言葉を
聞いたことがあると思います。
五戒とは
臼井甕男先生が
レイキを伝える中で
大切にされていた言葉です。
難しい教えではありません。
けれども
毎日の暮らしの中で
実践しようとすると
とても深い言葉だと
感じることがあります。

「今日だけは」
怒るな。
心配すな。
感謝して。
業をはげめ。
人に親切に。
そして
朝夕合掌して
心に念じ
口に唱えよ。
この五つの言葉は
レイキを学ぶ人にとって
大切な心の指針の一つです。
私は
五戒は
「こうしなければならない」
という厳しい決まりではないと
思っています。
人は
毎日の生活の中で
怒ることもあります。
心配することもあります。
思うようにいかないことも
あります。
だからこそ
「今日だけは」
という言葉が
大切なのではないでしょうか。
明日のことまで
考えすぎるのではなく
まず今日一日を
どう過ごすのか。
今の自分は
どういう状態なのか。
そこに
少し意識を向けてみる。
それだけでも
五戒との付き合い方は
変わってくると思います。
「怒るな」と言われても
怒りという感情が
なくなるわけではありません。
大切なのは
怒っている自分に
気づくこと。
そして
そのまま感情に
流されるのではなく
少し立ち止まってみることです。
「心配すな」も
同じです。
心配しないように
無理に頑張るのではなく
今できることを
一つずつ行う。
まだ起きていないことを
必要以上に考えすぎない。
そうすることで
少し心が楽になることも
あります。
「感謝して」という言葉も
とても大切です。
大きな出来事だけではなく
今日も朝を迎えたこと。
誰かと話せたこと。
食事ができたこと。
無事に一日を
過ごせたこと。
そうした
小さなことに気づくことも
感謝なのだと思います。
「業をはげめ」というのは
毎日の仕事や
自分に与えられたことを
丁寧に行うこと。
そして
自分自身を少しずつ
磨いていくことでも
あると思います。
レイキも
一日学んだから
それで終わりではありません。
毎日の実践の中で
少しずつ深めていく。
その姿は
五戒にも
つながっているように
感じます。
そして
「人に親切に」。
これは
特別なことをするという
意味だけではありません。
相手の話を
静かに聞く。
困っている人がいたら
できることをする。
相手の立場を
少し考えてみる。
そんな小さなことも
人に親切にすることの
一つなのだと思います。
私は
長年レイキを続けてきましたが
五戒は
何度読んでも
そのときどきで
感じることが違います。
若い頃に読んだときと
長い年月を過ごしてから
読むときでは
同じ言葉でも
受け取り方が変わります。
だからこそ
五戒は
何度も繰り返して
心に置いておく言葉なのだと
思います。
完璧にできなくてもいい。
できなかったら
また次の日に
思い出せばいい。
「今日だけは」
そう思って
一日を過ごしてみる。
その積み重ねが
少しずつ
自分自身の生き方を
変えていくのかもしれません。
レイキを学んでいる方には
ぜひ一度
五戒の言葉を
ゆっくり読んでみてほしいと
思います。
そして
ただ覚えるだけではなく
自分の日々の暮らしの中で
どのように生かせるのか。
そんなことを
考えてみてください。
五戒は
昔の言葉として
残っているだけではありません。
今日を生きる私たちにも
静かに語りかけてくれる
言葉なのだと思います。
私自身も
これからも
五戒を心に置きながら
一日一日を
丁寧に過ごしていきたいと
思っています。
合掌